発泡スチロールの硬さと各材質の特徴は?オススメの使用方法も紹介

発泡スチロールは柔らかいものだけではなく、数種類もの硬さが存在します。

 

用途に合わせて適切な硬さを選ぶことが大切です。

 

発泡スチロールの硬さの種類

発泡スチロールの硬さは、倍率によって表記されています。

 

数字が低くなるほど密度が高く硬くなり、数字が高くなるほど密度が低く柔らかくなります。

 

 

発泡スチロールは原料となる粒を膨らませて(発泡させ)、固めていく製品です。

その粒をどのくらい膨らませるかで、密度に影響し、硬さが決まります。

 

国内では、10倍品の硬いものから、100倍品の柔らかいものまでさまざまは材質が流通しております。

 

 

下記では、

弊社で取り扱いのある発泡スチロールの硬さについてご紹介いたします。

 

発泡スチロールの硬さ96倍品(柔らかいタイプ)

目の粗い一番やわらかい材質です。(粒の大きさ9mm~12mm程度)

 

市場で魚が入っているBOX型の発泡によく使用されています。

また、梱包材として安価なため、家具の緩衝材や隙間材によく使用されています。

 

指で押すと6㎜程度凹み、

コーナーパッキン用やケーキダミーなど低コストで、使い捨ての場合にオススメです。

 

色は白色のみの取り扱いとなります。

 

柔らかい硬さのオススメの使い方

 

  • 空間を埋めるための隙間材
  • ケーキダミー
  • マカロンダミー
  • 軽い商品の緩衝材
  • 球体の心材

 

によく使用されています。

 

発泡スチロールの硬さ55倍品(通常のタイプ)

通常品です。(粒の大きさ6mm~8mm程度)

 

ホームセンターでは、この硬さの発泡板材や発泡スチロールBOXがよく取り扱われています。

また、梱包材として機器の緩衝材に使用されています。

 

指で押すと4㎜程度凹み、

緩衝剤や造形加工用など強度が高めのご希望の場合はオススメです。

 

色は白色のみの取り扱いとなります。

 

通常の硬さのオススメの使い方

 

  • 商品の緩衝材
  • 造形の心材
  • ジオラマの土台
  • 製品の展示台

 

によく使用されています。

 

発泡スチロールの硬さ35倍品(硬質タイプ)

硬質発泡スチロールです。(粒の大きさ3mm~5mm程度)

 

強度があり、工業製品や土木型枠に使用されることが多いです。

梱包材として、精密な機器を守るために使用されています。

 

指で押すと2㎜程度凹み、

変形しないことに重点を置くのであれば、オススメの材質です。

 

色は白色のみの取り扱いとなります。

 

硬い発泡スチロールのオススメの使い方

 

  • 圧力がかかるコンクリート型枠
  • 試験台や実験治具
  • 強度を出したい場合の造形の心材

 

そのほかにも燃えにくい難燃剤入りの発泡スチロールや

20倍品、30倍品、40倍品の発泡スチロールの取り扱いもあります。

 

▼下記記事も発泡スチロールの硬さによって影響するものをまとめております。

発泡スチロールの断熱性能はどのくらい?厚さによる効果の違い

発泡スチロールの熱伝導率

発泡スチロールの浮力

 

 

ご用途により発泡スチロールの硬さをご検討ください。