発泡スチロールをキレイに塗装するには
発泡スチロールを塗装しようとしたとき、
「ムラになる」
「溶けた」
「思ったより安っぽく見える」
そんな経験はありませんか?
発泡スチロールは軽くて加工しやすい一方、塗装には少しクセがある素材です。
塗料の選び方や下処理を間違えると、仕上がりに大きな差が出てしまいます。
この記事では、
発泡スチロールをキレイに塗装する基本的な方法から、失敗しないための注意点までをわかりやすく解説します。
目次
発泡スチロール塗装が難しい理由

発泡スチロールは、内部に無数の気泡を含んだ素材です。そのため、以下のような特徴があります。
- 表面が粒の集合体のため少しデコボコしており、塗料を吸い込みやすい
- 有機溶剤に弱く、塗料によっては溶ける
- ケバケバしてしまう
この特性を理解せずに塗装すると、
「発泡スチロールの粒感が目立つ」「ムラが出る」「ざらつきがあり汚くなる」といったトラブルにつながります。
発泡スチロールをキレイに塗装する基本手順
表面処理

まず重要なのが表面処理です。
発泡スチロールは空気の粒の集合体のため、切断直後は細かな凹凸やケバ立ちがあります。
- サンドペーパーで軽く表面をならす
- エアブローや刷毛で粉を落とす
この工程を省くと、塗装後の見た目に大きく影響します。
下地剤塗り(シーラー・プライマー)
カットをしたり、紙やすりで磨いたりすると、発泡スチロールの粒感がどうしても残ってしまいます。
そのまま塗装をしてしまうと、発泡スチロールの粒感が消えず、
「発泡スチロールに色を塗ったんだな」
という見栄えになります。
見た目をキレイに見せるためには、
下地剤を表面に塗り、発泡スチロールの粒感を消すためのコーティングをする必要があります。
発泡スチロールにはどのような下地剤が良いのか?

発泡スチロールに下地材とパテを塗り磨き仕上げています。
下地剤はシーラーとも言われ、その中でもサンディングシーラーが、
紙やすりで削ることができるものがオススメです。
でも下地剤について触れていますが、水性のシーラーを選びましょう。
弊社で使用しているものは、
ホームセンターでも購入できる「ラフトンジャンボ」や
発泡スチロールの下地剤に特化している「ライテックス」という下地剤を使用しています。
下地剤のみでは、より細かな凹凸が埋められない場合もあります。
ボーリングの球のようにツルツルにするには、さらに水性パテを表面に塗り、
紙やすりで根気よく磨いていくことが必要です。
水性パテは、ホームセンターや通販サイトで購入ができる
「ONE TIME」のパテが扱いやすくオススメです。
これらを使用することで、塗料の吸い込みを防ぎ、色むらや発泡スチロールの粒感を抑えられます。
磨き処理

最後の仕上げに、発泡スチロールに塗った下地材やパテをやすりで磨く作業があります。
紙やすりは#100前後の番手から使用していき、
#200前後の番手で仕上げていくとキレイに磨くことができます。
発泡スチロールに塗装する塗料はどのなものが良い?
下地剤をキレイに磨いてツルツルになったら、最後に塗装を行います。
発泡スチロールの塗料は、油性だと溶けてしまうので、
水性のもので塗装をします。
使用できる塗料
- 水性アクリル塗料
- 水性ペンキ
- 発泡スチロール対応塗料
注意が必要な塗料
- ラッカー系
- シンナー系
溶剤系塗料は、素材を溶かす恐れがあるため注意が必要です。
水性の塗料は、
100円ショップやホームセンターで揃えることが出来ます。
その中でも、塗料メーカー大手のカンペハピオさんから出ている水性塗料はたくさんの色数があり、使いやすいです。
塗料をそのまま使用すると、粘度(ねばり)が高く、筆のハケ目が出てしまうので、少し水を加えてサラサラにするのもポイントです。
水の量が多いと色ムラの原因になるのでご注意ください。
缶タイプやチューブタイプがあるので用途によって使い分けることが出来ます。
塗装方法のコツ
- 一度で厚塗りしない
- 薄く重ね塗りする
- ローラーや刷毛は用途で使い分ける
スプレー塗装の場合も、距離を保ち、数回に分けて塗るのがポイントです。
塗装するのにあった方が良い道具
発泡スチロールを塗装する際の道具は、
100円ショップ、ホームセンターで揃えられるものがほとんどです。
- フデやハケ
- ローラー
- バケツ
- 塗料を混ぜる用のパレット
- 吹き付けガン(さらにキレイに塗る場合)
発泡スチロール加工・塗装のご相談はこちら


当社では、発泡スチロールのカット加工・造形・塗装仕上げまで一貫対応しています。
- イベント用オブジェ
- 展示会用立体造形
- 撮影・ディスプレイ用途
用途やサイズに応じて最適なご提案が可能です。
「これ、塗装まで頼める?」といった段階でも構いません。
お気軽にお問い合わせください。
以上、
発泡スチロールをキレイに塗るポイントでした。
本記事でご紹介している発泡スチロールのカット加工に関連して、加工時に使用している工具や資材の一例をまとめています。寸法カットや角物加工をご検討中の方の参考資料としてご活用いただければ幸いです。▶ 発泡スチロールカット加工に使用している道具一覧(楽天ROOM)



