発泡スチロールをキレイに面取りするには
弊社では、ダミーケーキの面取りや、モックアップ造形の際に発泡スチロールの面取りや削りをヤスリで行います。
あまり馴染みのない方が多いかもしれませんが、
木材のテーブルなどで、怪我をしないように角が丸まっていることを「面取り」と言います。
発泡スチロールを加工する際にも必要な処理なので、
キレイに面取りする方法をまとめていきたいと思います。
面取りの種類
鋭利な角面を発泡スチロールが欠けないように、「角面取り」や「丸面取り」をします。
機器や工業製品のモックアップ、オブジェクトは角面取りで、
ケーキダミーは丸面取りを行うことが多いです。
発泡スチロールの面取り方法
面取りをするには、紙やすりまたはスポンジヤスリを使用します。
荒い番手(#60-100程度)のやすりで磨いていき、
仕上げは細かい番手(#200前後)の番手で磨いていくと、発泡スチロールの粒が目立たずキレイに仕上がります。
写真のように丸面取りをするにはコツがいりますが、
やすりを手に持ち、指を丸めて磨いていくと、均一に面取りをすることが可能です。
発泡スチロールはヤスリでどのくらい削れるのか?
やわらかい素材ですので、目安として1往復ヤスリ掛けすると1㎜程度削ることが可能です。
スチレンペーパーやスタイロフォームも同様にヤスリで削ることが出来ます。
発泡スチロールをキレイに面取りするには
ヤスリには紙やすりとスポンジヤスリ(ヤスリの背面にスポンジがついている)があります。
紙やすりは、平らな面を磨くのに適しており、
スポンジヤスリは曲がった面を磨くのに適しています。
紙やすりよりスポンジヤスリを使用した方が、カーブや面取りの曲線が磨きやすいです。
発泡スチロールをヤスリでキレイに削るポイント
写真のように木の板や発泡スチロールの板を土台にし、紙やすりをノリで接着し使用すると、
力が均一に入り削りやすいのでオススメです。
削りたい形に土台を加工すれば、より均一に磨くことも可能です。
ヤスリはホームセンターや通販サイトで販売されていますので試してみてください。