発泡スチロール ボイドとは?建築での用途・メリットと加工依頼のポイント

ボイドとは、コンクリート構造物の中に設ける空洞部分のことですが、

その空洞をつくる材料として、発泡スチロール(EPS)が使われるケースが増えています。

 

この記事では、

発泡スチロール製ボイドとは何か

どんな用途・メリットがあるのか

加工会社に依頼する場合の注意点

 

を解説します。

 

「どのようなボイド形状が加工できるのか」「どのような硬さが良いのか」

検討中の方へ判断材料になれば幸いです。

 

発泡スチロールと「ボイド」の基本

発泡スチロールとは?

発泡スチロール(EPS)は、原料ビーズを膨張させて成形した軽量素材です。

体積の約98%が空気でできており、

  • 非常に軽い

  • 加工しやすい

  • 断熱性・緩衝性が高い

 

といった特長があります。

梱包材や緩衝材のイメージが強いですが、実は建築・土木分野でも広く使われている素材です。

ボイドとは?建築で使われる意味

「ボイド(Void)」とは、建築用語で空洞・中空部分を指します。

特に床スラブや構造体内部に空間を設けることで、

  • 建物全体の重量を軽減

  • 材料コストの削減

  • 構造的な合理化

を目的として採用されます。

この空洞部分をつくるための材料がボイド材であり、その一つとして発泡スチロールが使われています。

なぜ発泡スチロールがボイド材に使われるのか

発泡スチロール製ボイドが選ばれる理由はシンプルです。

  • 圧倒的に軽く、施工性が良い

  • サイズ・形状の自由度が高い

  • 現場条件に合わせた加工ができる

  • 施工後に溶かしやすいので後処理がカンタン

 

金属や樹脂製のボイド材と比べても、「軽さ」と「加工のしやすさ」は大きな強みです。

発泡スチロール製ボイドの用途とメリット

ボイドスラブ・中空スラブでの使用例

発泡スチロールは、ボイドスラブ工法中空床版などで使用されます。

コンクリート内部にEPS製のボイドを配置することで、

不要な部分のコンクリート量を減らし、床の軽量化が可能です。

これにより、

  • 建物の構造負荷を軽減

  • 梁や柱の設計自由度が上がる

  • 施工効率が向上する

 

といったメリットが生まれます。

発泡スチロールボイドのメリット

発泡スチロール製ボイドには、次のような利点があります。

  • 超軽量で持ち運び・設置が簡単

  • 電熱線加工で高精度なカットが可能

  • サイズ・厚み・形状の調整が容易

  • 必要に応じて部分加工・現場対応もできる

 

他素材のボイド材との違い

ボイド材には、樹脂製・金属製などもあります。

ただし、

  • 重量がある

  • サイズが規格化されている

  • 加工自由度が低い

 

といった制約がある場合も少なくありません。

「現場に合わせて調整したい」

「特殊サイズが必要」

そのような場合は、発泡スチロール製ボイドが選ばれやすくなります。

発泡スチロールのサイズと強度

サイズ・形状はどこまで対応できる?

発泡スチロールは、1820×920×430mmなどの大きなブロック材からの切削加工が可能です。

そのため、

  • 長尺形状

  • 厚み違い

  • 部分的な欠き取り

 

など、柔軟な対応ができます。

密度・強度の考え方

用途によって、発泡スチロールの密度(硬さ)は重要です。

埋め込んだままの場合は軽い発泡スチロールが良いですし、

圧力や荷重がかかる場合は中強度〜高強度の硬めの発泡スチロールが最適です。

軽さ重視なのか、形状保持を重視するのかで選定が変わります。

発泡スチロールボイド加工はおまかせください

発泡スチロール製ボイドは、

  • 軽量

  • 加工自由度が高い

  • 建築用途との相性が良い

 

という特長を持つ素材です。

発泡スチロールボイドの製作・加工についてお悩みの場合は、

用途や条件を整理したうえで、一度ご相談ください。

最適な形状・仕様をご提案いたします。

お問合せはこちら