発泡スチロール板とは?サイズ・厚み・硬さの選び方と業者加工の違い
発泡スチロール板は、断熱材・梱包材・工作・展示用など用途が幅広く、
選び方を間違えると、強度不足や仕上がりのズレにつながる素材でもあります。
この記事では、発泡スチロール加工・造形を専門に行っている立場から、
- 板材の基本
- サイズ・厚み・硬さの選び方
- ホームセンターと業者加工の違い
をできるだけシンプルに解説します。
「この用途、プロに頼むべき?」と感じた方は、
そのまま相談できる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
発泡スチロール板材の基本
発泡スチロール板とは?特徴とメリット
発泡スチロール板とは、ポリスチレン樹脂を発泡させて板状に成形した素材です。
内部に無数の空気を含んでいるため、軽量で断熱性が高く、加工しやすいという特徴があります。
断熱材や梱包材としてだけでなく、
工作・模型・展示会の装飾・イベント用造形など、幅広い用途で使われているのが発泡スチロール板です。
特に板材は、
・必要なサイズに切りやすい
・重ねたり貼り合わせたりできる
・コストを抑えやすい
といった理由から、個人利用から業務用途までよく選ばれています。
板材でよく使われる理由
発泡スチロール板が選ばれる最大の理由は、「軽さ」と「加工の自由度」です。
木材や樹脂板に比べて圧倒的に軽く、大きなサイズでも持ち運びや施工が楽なため、
仮設用途や一時的な展示にも向いています。
一方で、用途やサイズを誤ると、
「思ったより柔らかい」
「たわんでしまった」
と感じるケースもあります。
そのため、次に重要になるのがサイズ・厚み・硬さの選び方です。
サイズ・厚み・硬さの選び方
規格サイズと厚みの目安
発泡スチロール板には、一般的な規格サイズは
- 920×1820mm(サブロクサイズ)
- 1020×2020mm(メーターサイズ)
がありますが、用途によって適した厚みは大きく変わります。
目安としては以下のように考えると失敗しにくくなります。
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10〜20mm:工作・模型・簡易的な仕切り
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25〜50mm:梱包材・断熱用途・落とし穴用部材
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60mm以上:展示物・造形下地・強度が必要な用途
薄い板は扱いやすい反面、大きな面積になると反り・たわみや割れが起きやすくなります。
サイズが大きい場合ほど、厚み選びが重要になります。
硬さの種類と用途
発泡スチロールは倍率で硬さが表記されています。
数値が高いほど柔らかく、数値が低いほど硬くなります。
目安と代表的な用途は以下の通りです。
- 90〜100倍品(柔らかいタイプ):隙間材や工作、ケーキダミー
- 50〜60倍品(標準タイプ) :断熱材や梱包材、DIY、造形芯材
- 30〜40倍品(硬いタイプ) :工業用芯材やボイド、型枠
- 10〜20倍品(超硬タイプ) :実験や研究試験
用途別に見る「失敗しない選び方」
発泡スチロール板は、用途から逆算して選ぶのが基本です。
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断熱材として使う場合
厚みが性能に直結します。施工環境によっては、
薄すぎると効果を感じにくくなるため注意が必要です。
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梱包材として使う場合
衝撃を吸収できる厚みと、製品サイズに合ったカット精度が重要です。
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工作・DIY用途
小型であれば薄めの板でも問題ありませんが、
面積が広い場合は強度不足になりがちです。
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展示・造形用途
見た目の精度や直線性が求められるため、
厚みだけでなく硬さ(密度)も重要になります。
「とりあえず厚くすれば安心」と思われがちですが、
用途によっては無駄に重くなったり、加工しづらくなることもあります。
ホームセンター購入と業者加工の違い
ホームセンターで買える板材の特徴と限界
ホームセンターでは、手軽に発泡スチロール板を購入できます。
少量で、サイズも小さく、自分でカットして使う前提の用途であれば十分なケースも多いです。
ただし、次のような制限があります。
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サイズや厚みの選択肢が限られる(10mm、20mm、30mm、50mmなど)
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カット精度は自作次第
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大型サイズは入手できない
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硬さ(密度)を選べない(主に90倍品などの柔らかいタイプが主流)
「まっすぐ切れない」「仕上がりが荒れる」
と感じたことがある方は、ここが原因になっていることが多いです。
発泡スチロール加工業者依頼が向いているケースとは
以下のような場合は、業者加工を検討した方が結果的にスムーズです。
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サイズが大きい
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枚数・数量が多い
-
直線精度や仕上がりが重要
-
造形や貼り合わせ加工が必要
-
現場での手間を減らしたい
専用機械での加工は、精度・スピード・仕上がりに大きな差が出ます。
発泡スチロール板のカット・加工をご検討中の方へ
当社では、発泡スチロール板の
カット加工・貼り合わせ・造形用下地加工などに対応しています。
規格外サイズや、
ホームセンターでは対応できない加工もご相談いただけます。
用途やサイズが決まっていなくても大丈夫です。
「この使い方で問題ないか?」
そのような段階からでも、お気軽にご相談ください。



